Code as Creative Medium [コード・アズ・クリエイティブ・メディウム]
創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック

“どのように”作るのか ではなく、“何を”作るべきか、そして“なぜ”作るのか

一般的なクリエイティブコーディング本は、何らかの言語の解説コードによる実例など、“プログラムコード”を中心とした技術書が多く、表現としてのクリエイティブ内容は副次的なものとして扱われていることが多々あります。

この本は、“どのように”作るのか ではなく、“何を”作るべきか、そして“なぜ”作るのかに焦点を当てた創造的なクリエイティブコーディングの課題集です。タイトルには“教育者のための実践ガイドブック”とありますが、教育者だけでなくアーティストやプログラマー向けての課題アイディア集でもあります。制作に行き詰まった時などに課題に向き合うことで新たなヒントが得られます。

時代遅れになることのないクリエイティブコーディング本(保存版)

学習課題や練習問題ではコード例はないということは、それぞれのプログラマーやアーティストが特定の言語に縛られることなく、“クリエイティブ”を中心とした、自由な発想とアイディアで制作することができます。それは、自身が得意とする言語でも、学びたい言語でも、また非言語でも、創造に自由を与えます。

一般的な技術書とは違い、創造に焦点を当てた本の作りは、日々の技術的な進歩によって記載されている情報が時代遅れになることはなく、今後、長くクリエイティブコーディングの教本として愛用される保存版となります。

クリエイティブな人にコードの楽しさを、プログラマーにビジュアルアートの美しさを伝える本。

どうすれば“クリエイティブ”な人たちを、コードを書く魅力に惹き込むことができるか。また逆に、どうすれば“プログラマー”を洗練されたビジュアルアートに惹き込むことができるか。これらの課題にも、本書は30年のビジュアルアート教育を再編成しています。

Code as Creative Medium – 創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック

本書の構成は、「学習課題」「エクササイズ」「インタビュー」の三つのパートに分かれています。

第一部の「学習課題」では、さまざまなシラバスのモジュールが集められ、それぞれにテーマ概要学習目標の設定から、バリエーション学習を有意義にするためのヒント実例的なサンプルが写真にて記載されています。

第二部では、それぞれのトピックとなる技術課題を身につけるための短いプログラミング問題が出題されます。エクササイズを解くことで、コンピュータ技術の習得、ビジュアル要素を制御できるようになります。

第三部では、テーマに沿った13人の著名な教育者との対話を紹介しています。彼らの思想や哲学、実践的なツールなど、リアルな教育や制作現場からの声はより質の高い情報を得ることができます。

追記
本書にはコード記載はないですが、エクササイズのサンプル回答をオンラインリポジトリにて公開されています。 https://github.com/CodeAsCreativeMedium/exercises

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Code as Creative Medium [コード・アズ・クリエイティブ・メディウム]
創造的なプログラミング教育のための実践ガイドブック

初版/ 2022.1.25
ページ数/304ページ
出版社/ビー・エヌ・エヌ
言語/日本語

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”Books”では、”barbe_generative_Library”として、
barbe_generative_diary の創作において実際に購入し、読んだ本を紹介します。

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