Date:2022-06-06
[Tool] MPD218 AKAI (ProcessingとMIDIパッドコントローラーのテスト接続/MidiBus ライブラリー)
自身のMPD218購入目的はちょっと変則で、DTM目的でなく、ジェネラティブアートで利用するための簡易MIDI Padを探して購入しました。ProcessingやopenFrameworksなど、ビジュアル・サウンドライブコーディングでの変数や数値の割り当てに利用しています。
※写真は使用している機材写真のため、機材にテープ貼ってあります。
Processingとの接続例
Processingにてコントローラーの接続の例です。
PrcoessingのMidBusライブラリーを利用した簡易接続。MIDIコントローラーをProcessingにインプットさせ図形を描画します。
MidBusライブラリーをインストール
ProcessingのLibrary使いより「MidBus」を検索してインストールを行います。
MidBusライブラリーのリソース・ドキュメントへのリンク下記GitHubにて確認できます。(英語)
GitHub-sparks/themidibus
MidBusライブラー使用例
接続リストの確認を行います。
MP218をUSBにてパソコンに接続のち、Processingの下記コードにてInputとOutputの確認を行います。
import themidibus.*;
void setup(){
MidiBus.list();
}
MidBusライブラリーをインポートを行い、MidiBus.list()にて確認しています。コンソールに利用可能なMIDIデバイスのInput,Outputのリストが表示されます。
上記の場合、MPD218はPort Aにて接続されています。Inputは[1]、Outputは[2]にて利用できます。
今回は、インプットのみにて利用。mpd218をインスタンス化し、printlnにて動かしているノブの情報をコンソールに出力します。下記コード。
import themidibus.*;
MidiBus mpd218;
void setup(){
size(600,600);
frameRate(30);
background(255);
MidiBus.list();
mpd218 = new MidiBus(this, 1, 2);
}
void draw(){
}
void controllerChange(int channel, int number, int value) {
// Receive a controllerChange
println("---Controller Change---");
println("Channel:" + channel + " Number:" + number +" Value:"+ value);
}
【コード解説】
new MidiBus(this, INPUT, OUTPUT);にて先ほどリストで調べた番号を設定します。今回は、Input:1, Output:2 です。
controllerChange関数にて値を得ます。コードでは実際に動かしたノブの情報をprintln()にて出力しています。下記出力内容。
Processingコード例
簡単な利用例として、ノブを回すとCircleの半径が変わるコードです。
import themidibus.*;
MidiBus mpd218;
float centerX,centerY;
float radius;
float circleRadius;
void setup(){
size(600,600);
frameRate(30);
background(255);
MidiBus.list();
mpd218 = new MidiBus(this, 1, 2);
centerX = width/2;
centerY = height/2;
radius = 0;
}
void draw(){
background(255);
circleRadius = map(radius,0,127,0,550);
circle(centerX,centerY,circleRadius);
}
void controllerChange(int channel, int number, int value) {
// Receive a controllerChange
println("---Controller Change---");
println("Channel:" + channel + " Number:" + number +" Value:"+ value);
if(number == 14){
radius = value;
println("Radius:" + radius);
}
}
【コード解説】
controllerChange関数内にif文でノブのナンバーを指定し、構文内に半径 radius と情報の出力 printlnを記載しています。
value / 値が 0〜127 までの為、map関数にてウィンドウサイズに合わせています。
このようにそれぞれのコントローラーノブの番号 / Numberと値 / Valueを利用してグラフィックに利用することができます。MPD218では、6つのコントローラーノブに3つのBANK、計18の変数を割り当てる事ができます。
MPD218についてのコメント
最も手軽で廉価なUSB-MIDIパッドコントローラー。バックライト付きの16パッドと6つのコントロールノブにそれぞれ3つのBANKがついているので、計、48パッド、18ノブが利用できます。Ableton Live lite や 15GBを超える品質の高いパーカッション音源がついています。
USB-MIDIパッドコントローラーということで、イン・アウトはUSB端子のみ、電源もUSBから行うので配線はひとつ、だいぶシンプルな機器です。
パッドの質感・硬さはその他AKAIの機器とほぼ同じ、付属ソフトにAbleton Live Lite や AKAI professional MPC Beats、Drum Synth 500の音源が付いてるのですぐに利用できます。
シンプルな廉価な機材なので、DTM初めてでちょっと試しに遊んでみたい人、または何か別の用途がある人向けかなと思っています。
AKAI Webサイトより
MPD218は、ご好評いただいた従来シリーズを継承し更に進化させた、最新のUSB – MIDIパッドコントローラーです。バックライト付きの16のMPCパッドと6つのコントロール・ノブには、それぞれ3つのバンクを装備。多彩なサウンドや効果をコントロール可能です。Mac、Windows、iOSに対応し、音楽制作やパフォーマンス、DJプレイなど様々なシーンで活躍する、コンパクトなパッドコントローラーです。
【MPDの新シリーズ】
新しい「MPD2」シリーズは、前モデル「MPD」シリーズから、約6年の歳月をかけ多くのMPDユーザーの意見を反映させ生まれた、待望の第二世代です。パッドコントローラーの根源であるパッド部分から見直し、MPD218には応答性の高いバックライト付きの新しいMPCパッドと3つのパッドバンクを搭載。更に、従来モデルにはなかった6つのアサイン可能なコントロール・ノブを新たに装備し、3つのコントロールバンクを切り替えることで、計48のサウンドと18のMIDI情報をコントロールできます。
【iOS対応】
「MPD2」シリーズは、MacでもWindowsでも、特別なドライバーをインストールすることなく、USBケーブルを接続するだけで動作するのはもちろん、新たにiOSデバイスにも対応(要Apple Camera Connection Kit・別売)。音楽制作やパフォーマンス・スタイルに新しい可能性を開きます。
【付属ソフトウエア】
「MPD2」シリーズには、すぐにビートメイクできるように、定番の「Ableton Live Lite」や「AKAI MPC Beats」に加え、それぞれ15GBを超える高品位パーカッション音源SONiVOX「Big Bang Cinematic Percussion」と高品位ドラム音源SONiVOX「Big Bang Universal Drums」を付属。これらのソフトウエアだけで圧倒的迫力のリズムサウンドを作成可能です。
※付属ソフトウェアはMPC EssentialsはMPC Beatsに、Big Bang DrumsにDRUM SYNTH 500に変更されております。
【MPD218の主な特長】
16個のバックライト付きMPCパッド
3つのパッドバンクで、計48のサウンドにアクセス可能
3つのコントロールバンクで、計18のMIDI情報にアクセス可能な360°回転コントロール・ノブ
MPCノートリピートとフルレベル機能
iOSに対応(要Apple Camera Connection Kit、別売)
16プリセット
USBバスパワー、ACアダプター不要
付属ソフトウエア:Ableton Live Lite、AKAI professional MPC Beats、Drum Synth 500
専用エディターソフトウエア付属
【仕様】
パッド:16(ベロシティ&プレッシャー対応、バックライト、3パッドバンク、Note/Program/Program Bankをアサイン可能)
ノブ:6(360°回転アサイナブル、3コントロールバンク、CC/Aftertouch/Inc-Dec1/Inc-Dec2をアサイン可能)
ボタン:6
端子:USB端子 x 1、Kensingtonロック
電源:USBバスパワー
サイズ(W × D × H):約23.9cm x 20.1cm x 4.1cm
重量:約0.75 kg
Macシステム要件(MPD218本体):1.25GHz G4/G5以上(Intel Mac推奨)、1GB RAM(2GB以上推奨)、Mac OS X 10.4.11(10.5以上推奨)、USB端子
Windowsシステム要件(MPD218本体):1.5GHz Pentium 4およびCeleron互換以上(マルチコアCPU推奨)、1GB RAM(2GB以上推奨)、Windows XP以上、Winodows互換サウンドカード(ASIO対応推奨)、QuickTime、USB端子
※ システム要件は、MPD218本体のもので、付属ソフトウエアに対するものではありません。
※ 仕様は断りなく変更される場合がございます。
barbe_generative_library
フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う
初版/ 2022.4.26
ページ数/302ページ
出版社/フィルムアート社
言語/日本語
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”Books”では、”barbe_generative_Library”として、
barbe_generative_diary の創作において実際に購入し、読んだ本を紹介します。
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