Date:2022-06-07
[Book] Visual Thinking with TouchDesigner プロが選ぶリアルタイムレンダリング&プロトタイピングの極意[改訂第2版]
TouchDesignerをはじめたい人へ向けた解説本。ビジュアルプログラミングツールのひとつであるTouchDesignerは、「ノード」と言われる機能を「ワイヤー」で繋ぎ作業を進めていきます。アナログシンセサイザーでパッチで繋いで音楽を作るようにビジュアルを設計していきます。
✓ これはスポンサー付きのレビューではありません。
TouchDesigner とは
TouchDesignerは、メディアアートやプロジェクションマッピングなどイベントやライブ演出などで多く活用されている開発環境です。ノードベースのツールにより、モジュール同士をワイヤーで組み合わせてプログラムを行うので、プログラミング経験のない人でも利用しやすいことが特徴です。
TouchDesignerはリアルタイム表現にとても強く、作業プロセスをもリアルタイムで視覚化を行います。
TouchDesignerを触って驚くのは、今までTouchDesigner以外のプログラミングツールで時間をかけていて書いていた3D表現のコードがあっという間に具現化できてしまう事です。これは、3DCGソフトウェアHoudiniが元になって開発され、TouchDesignerに継承されているというのが要因です。
Visual Thinking with TouchDesigner プロが選ぶリアルタイムレンダリング&プロトタイピングの極意[改訂第2版]
本書は、初心者に優しい導入から概要の説明など丁寧な解説があります。これから始めようとしている初心者にはとても分かりやすい内容。
また、後半には基礎的な内容だけでなく、実践的な応用もいくつか紹介されているので、ある程度触った方にもアイデア創出など役立つ内容も含まれています。
気になった項目として、デバイス連携があります。TouchDesingerは様々なデバイス連携ができ、身近なデバイスとして、Aruduino(シリアル通信)やKinect V2(Windowsのみ)、LeapMotionなど外部デバイスとの連携方法も紹介されています。
初版/ 2021.7.29
ページ数/328ページ
出版社/ビー・エヌ・エヌ
言語/日本語