設定手順は3ステップにて簡単です。

参考/TidalCyclesより、sample-extra にて音源データが公開されています。
https://github.com/yaxu/spicule/tree/master/extra-samples (GitHubより)
注意/いくつか音源ファイルの中にjpgや他のファイルなどが含まれているので削除して利用してください。Atomでの操作時エラーの原因になります。

1. SuperColliderへ音源場所を指示するスクリプトの制作(下記スクリプトをコピー&ペースト)

SuperColliderを開き、追加したいサンプル音源の場所をSuperDirtに指示するスクリプトを作成する必要があります。 スクリプトは次のようになります。下記のスクリプトをSuperColliderへコピー&ペーストしてください。

(
s.waitForBoot {
    ~dirt = SuperDirt(2, s); // two output channels
    ~dirt.loadSoundFiles("/Users/myUserName/Dirt/samples/*"); // specify sample folder to load
    s.sync; // wait for supercollider to finish booting up
    ~dirt.start(57120, 0 ! 12); // start superdirt, listening on port 57120, create twelve orbits each sending audio to channel 0
};
);

2. 音源の場所を指示する。

上記コード内にある、~dirt.loadSoundFiles(/Users/myUserName/Dirt/samples/*); にてファイルの場所を指示します。

コピー&ペーストを終えたら ~dirt.loadSoundFiles 以下にある (/Users/myUserName/Dirt/samples/*); に音源の入ったフォルダのパスを記載します。最後の*(アスタリスク)を忘れやすいので気をつけてください。

フォルダパス名を簡単に取得する方法として、そのフォルダにカーソルを合わせて”option を押しながら右クリック”すると【”◯◯◯◯◯”のパス名をコピー】という項目を選択するとクリップボードにコピーできます。

また、複数の音源フォルダを指示し利用する事もできます。
上記と同様に~dirt.loadSoundFiles(/Users/myUserName/Dirt/samples/*);を増やし追加したいフォルダのパス名を(“/Users/myUserName/Dirt/samples/*)に記載してください。(下記参照)

s.waitForBoot {
    ~dirt = SuperDirt(2, s); // two output channels
    ~dirt.loadSoundFiles("/Users/myUserName/Dirt/samples01/*"); 
    ~dirt.loadSoundFiles("/Users/myUserName/Dirt/samples02/*"); // 追加
    ~dirt.loadSoundFiles("/Users/myUserName/Dirt/samples03/*"); // 追加
    s.sync; // wait for supercollider to finish booting up
    ~dirt.start(57120, 0 ! 12); // start superdirt, listening on port 57120, create twelve orbits each sending audio to channel 0
};
);

3. 実行と音源ファイルロードの確認

全選択(command+A)のち、command + Enter にて実行起動します。
ロードされると右のPost window にサンプル音源の内容が記載されるので確認できます。

また、SuperColliderのStartup.scdに書き込みを保存すると再起動時に自動で読み込ませる事もできます。

追記として、ファイル追加後、再起動せずともSuperColliderの上記バーにあるLanguage から Recomplie Class Libraryを選んでも再コンパイルすることもできます。

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以前の記事で紹介した、”TidalCycles セットアップ / SuperCollider 起動時にSuperDirtを起動させる方法”を使用している方は、コピーしたstartup.scdの記載コードの中に、同じスクリプトがあるのでその部分を書き換え保存してください。(下記参照)もちろん、startup.scdに保存されているので起動時にから追加サンプル音源を読み込んでくれます。

TidalCycles セットアップ / SuperCollider 起動時にSuperDirtを起動させる方法

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barbe_generative_library

TidalCycles 参考書籍
[Book] 演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践

programing_play_bnn-book-image

初版/ 2018.12.21
ページ数/176ページ
出版社/ビー・エヌ・エヌ新社
言語/日本語

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